国鉄・JRのアスベスト補償
お知らせ
制度・改善
国鉄と、1987年分割・民営化後のJRで石綿被害があり、多数認定されています。
鉄道・運輸機構による業務災害補償(療養・休業補償や殉職年金など)や特別殉職年金などは、労災や労災時効救済(特別遺族給付金)と同様です。遺族に対する上乗せの定額 一時金1000万円もあります。
国鉄のほうは、2022年度末で認定者538名(中皮腫264、肺がん184、石綿肺52、びまん性胸膜肥厚36、良性石綿胸水2)なのに対し、不認定は230名です(不認定例は、肺がんや石綿肺の認定要件を満たさない場合などです)。2022年度新規認定は、13人です。
下記の実績に、所属ごとの認定が記載されます。
業務災害補償・石綿(アスベスト)対策等 | 国鉄清算事業 | JRTT 鉄道・運輸機構
なおJRについて、厚生労働省の労災認定は18件です。
また、国鉄とJRにまたがる場合、石綿暴露期間が長いほうで認定します。鉄道・運輸機構における認定は、国鉄とJRの石綿暴露期間を合算して判断します。