2021年度の石綿救済給付
お知らせ
制度・改善
環境再生保全機構によると、2021年度の受付件数はどの疾病も増加。認定件数も、下記の通り。
令和3年度 石綿健康被害救済制度運用に係る統計資料の公表について|2022年|新着情報一覧 |アスベスト(石綿)健康被害の救済|独立行政法人環境再生保全機構 (erca.go.jp)
中皮腫 | 肺がん | 石綿肺 | びまん性胸膜肥厚 | |
受付 | 988 | 398 | 76 | 86 |
認定 | 1052 | 235 | 1 | 21 |
制度発足の2006年度から2021年度まで(16年間)累計の受付・認定件数は、下記の通り。
中皮腫 | 肺がん | 石綿肺 | びまん性胸膜肥厚 | |
受付 | 16795 | 4506 | 608 | 593 |
認定 | 14248 | 2421 | 85 | 227 |
石綿肺の認定率が、申請に対し、異常に低い。
今までの中央環境審議会石綿健康被害救済小委員会では、石綿肺の合併症「続発性気管支炎」を詐病視する報告があったり、「続発性気管支炎」は治るという発言があったり。著しい肺機能障害の石綿肺だけでなく、石綿肺合併症もなおらず、じん肺は進行します。
石綿救済法を見直す審議会は、当連絡会が要望するように、当事者も入り、当事者推薦の専門家も入る「石綿健康被害救済推進協議会」(仮称)のような公平な場でなければなりません。