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東日本支部の造船アスベスト学習会

お知らせ 制度・改善

 2025年11月8日、カメリアプラザで学習会と交流を行いました。

 講師は、横須賀中央診療所の安元宗弘さん。

 まず造船の作業工程――船体ブロック建造・組み立て・ブロック登載・艤装(ぎそう)・試運転・引渡しといった新造船と・修理船について説明。

 そして、名取先生の「アスベスト読本」を使って、造船アスベストが詳しく解説されました。

 この冊子は、1998年に発行。冊子に沿って、造船所における「鉄骨の吹付け」「配管の断熱材」「溶接や溶断の火よけ用の石綿布」「ボイラーの高圧蒸気断熱材」「隔壁の区切りボード」といったアスベスト暴露が指摘され、船内のアスベスト粉じん濃度、造船所の船内・船外労働者の肺内アスベスト濃度、アスベストばく露期間と・発症までの潜伏期間などがわかりやすく説明されました。

 学習会と交流では財閥・会社や家族暴露被害など、いろいろな質問や意見が出ました。埼玉・千葉・東京・愛知・尼崎・熊本から仲間が集まり、二次会を含め旧交を温めました。