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クボタショックから20年、神戸で伊藤孝江参院議員に陳情

お知らせ

 2025年5月18日、伊藤孝江参院議員に陳情しました。地元尼崎、中野ひろまさ衆院議員(現国土交通大臣)の、公明党のネットワークです。

 尼崎アスベスト公害について平地共同代表から、またお母様と弟さんふたり(計三人)がアスベスト被害者である、尼崎の森田よしてるさんが切実に訴えました。

 クボタショックから石綿救済法制定に至ったわけで、この節目の年、環境大臣が政府与党として20年の集会に参加されるよう要請しました。

クボタショックから20年、6/28-29尼崎集会にご参加を! – アスベスト患者と家族の会 連絡会

2013.4.15 中野議員が、救済給付「遺族年金」を要望

 予算委員会第6分科会で、中野議員が「労災の場合は遺族年金がございます。この基金による救済には特別遺族弔慰金の支払い、こういうものはございますけれども、年金のような形にはなっていない、これを何とかできないか、こういう御要望も出ているわけでございます」と質問。

 石原環境大臣は「昨年の制度改正の際にも見直しには至らなかったものと承知しておりますが、今後検討していくような課題ではないかというふうにも考えているところでございます」と答弁。

 中野議員は「なかなか、制度の壁というものもございまして一朝一夕にいく問題では必ずしもないのかもしれないですけれども、しかし、アスベストの被害というのは、実は、ああいうクボタ・ショックのような問題があって、これで終わっている、そういうわけでは全くない問題でございます。・・・補償の問題についても、さまざまな御意見というものをしっかり受けとめて、さらに検討を進めていっていただきたい、こう大臣に御要望申し上げるものでございますので、どうかよろしくお願い申し上げます」と要望して下さいました。

2024.6.4 弁護士議員から「石綿健康被害救済推進協議会」を質問

 昨年稲田朋美衆院議員が、環境委員会で「隙間のない救済にするために、環境省だけでなく、省庁横断の石綿健康被害救済推進協議会のようなものが必要ではないかと指摘する声もございます。どのような対応が必要か、お伺いをいたします」と質問。

 それに対し、伊藤信太郎環境大臣は「石綿による健康被害者に寄り添いながら、隙間のない救済に努めてまいりたいと存じます」と答弁。

 2027年までに石綿救済法を見直すことになっていますが、環境省、中央環境審議会の枠組みでは、いつまでたっても石綿救済法の「救済給付」は改善されません。

 上記の経過をご説明しました。伊藤参院議員も弁護士さんということで、救済給付の改善を要請しました。