『アスベスト問題の新たな展開』が刊行されました。
お知らせ
制度・改善
石綿問題総合対策研究会編、村山武彦監修で、今年8月に日本評論社から。
毎年開催される、アスベストに関する学際的な研究会 10年の記録と、今後の課題の提起です。
第2章 アスベスト関連疾患の医療・医学では、古川和子さんの「患者さんと家族の気持ち」をまとめた報告が紹介されます。「患者と家族の苦しみ」「心の痛み」「患者と家族の心に寄り添う」ということについて、まとめられています。
第9章 アスベスト災害の歴史・社会・政策では、連絡会による「石綿健康被害救済推進協議会」などの提案が紹介されます。
第10章 アスベスト被害関連の訴訟の動向では、名古屋市の私立学校教員の中皮腫被害者の労災不支給決定取り消し裁判(宇田川さんの裁判)の逆転勝訴が取り上げられます。
連絡会として、専門家の協力もいただき、総合的に当事者救済とアスベスト被害根絶をめざします。